7月 302010
 

「世界の写真サイトトレッキング」コーナーでは今日の写真に関するサイトやインターネット上で見れる動画などを、海外のものを中心に紹介していきたいと思います。
第1回目はWilliam Eggleston(ウィリアム・エグルストン)のインタビュー映像です。

これは2008年11月から2009年1月まで行われたアメリカはホイットニー美術館での回顧展オープニングの際に撮られたもので美術館のサイトに公開されています。

btb: 彼の写真集「William Eggleston’s Guide」に収められている何枚かの写真と初期のモノクロ写真について語っています。

ホンマ: 原美術館のとき*1と同じ棒タイしてるんですよね(笑)

btb: 1枚目は裸の男がベッドルームに立っている写真です。彼の名はトムで親友だったそうですが殺されてしまったようです。

ホンマ: エグルストンの写真はみんなちょっとサスペンスの香りがするんですよね。

btb: カラーを撮りはじめる前のモノクロ写真も何枚か紹介されています。1961年、エグルストンが大学生の頃です。

ホンマ: 小さいスーパーの店内の写真はモノクロだけど、もうカラーのエグルストンのスタイルが確立されてますね。

btb: カラー写真については「世界はカラーだからあるがまま見たかった。決して意識的なものではない」と。

ホンマ: なんでカラー写真にスイッチしたかは、本当はもう少し具体的な理由があったんじゃないかと思うんです。たとえばJohn Szarkowski(ジョン・シャーカフスキー)*2やJoel Meyerowitz(ジョエル・マイロウィッツ)*3の助言があったのかなかったのか。そのあたりはっきり知りたいですね。なんとなくごまかされている感じがするんですよね。

btb: 白人と黒人の中年が並んで立っているこの写真も有名です。親戚のおじさんとその家のお手伝いさんで「同じ家に何年も一緒に住んでいると立ち居振る舞いが似てくるんだ」そうです。
最後は、「William Eggleston’s Guide」の表紙にもなっている三輪車の写真。「普通に上から撮るのは面白くない」ので縁石にカメラを置いて財布で固定し低い位置から撮影しています。

ホンマ: エグルストンはベッドの下の写真とかローアングルの写真が意外とあるんですね。スゴく気になっていたところです。

*1 原美術館のとき:2010年6月5日から8月22日まで行われている展覧会のオープニングのとき。ホンマは雑誌の依頼でポートレートを撮影している。
*2 John Szarkowski(ジョン・シャーカフスキー)1925-2007: 1962年から1991年までMoMA(ニューヨーク近代美術館)の写真部門ディレクターを務め、William EgglestonやJoel Meyerowitzなど数々の重要な写真家の展覧会を企画した。20世紀後半のアメリカ写真史における重要人物。
*3 Joel Meyerowitz(ジョエル・マイロウィッツ)1938-: アメリカの写真家。1960年代初頭にモノクロのストリートスナップ写真を撮り始めるがその後カラーへ転向。1978年に代表作でニューカラーの重要作品でもある「Cape Light」を出版した。現在も現役。

終わり

現在原美術館にてエグルストンの展覧会「パリ-京都」が開催されています。8月22日までです。

 

 Posted by at 9:25 PM
7月 012010
 

アメリカの写真家Peter Sutherland(ピーター・サザーランド)が企画したSmoke Bathプロジェクトにホンマさんが参加しました。ホンマさんの写真はこちら

Smoke BathプロジェクトとはPeter Sutherlandが150名のアーティストにキャンプ、自然、探検をテーマとした作品を募り、その作品集の販売収益をニューヨークの低所得層の子供たちに夏休みをプレゼントする非営利機関 “Fresh Air Fund” に寄付するというもの。サイトでは参加アーティストの作品が見られます。

このプロジェクトは彼がギャラリーや美術館以外でのアート活動について、またアートのもつ可能性について考え、実行したものだそうです。

もう少し詳しく
Peter Sutherlandのサイトはこちら

【プロフィール】
ミシガン州生まれ。フィルムメーカー/写真家。ニューヨーク在住。2001年、ニューヨークのメッセンジャー達を撮ったドキュメンタリー映像 「Pedal」を発表。サンダンス映画祭に出品され注目を集める。2003年には、”Gator” こと、マーク・ゲイター・ロウゴウスキーを中心にした、80年代のスケートボードシーンを追ったドキュメンタリー「Stoked : The Rise and Fall of Gator 』で撮影監督を務めた。2004年に初の写真集『Autograf: New York City’s Graffiti Writers』、2006年にDVD/フォトブック『Pedal』(共にPower House Books)を発表。現在もID,Vice ,Tokion などの雑誌に寄稿し、Nike,Tylenol , Vice Recordsなどの広告写真を撮るなど、ストリート寄りながらセンシティブな作品を精力的に発表している。
(ユトレヒトHPより)