10月 262011
 

「世界の写真サイトトレッキング」コーナーでは今日の写真に関するサイトやインターネット上で見れる動画などを、海外のものを中心に紹介していきたいと思います。

第9回目はPHOTOJOURNALISMLINKSです。

だれのサイト?
ロンドンをベースに活動する、フィンランド人の写真家Mikko Takkunen(ミッコ・タックネン)。写真家になる前は政治学を学び、現在ではフォトジャーナリズムの世界で活動しています。

どんなサイト?
フォトジャーナリズムやドキュメンタリーフォトに関するネット上の記事をセレクトし、そのサイトへのリンクを掲載。ソースは新聞やブログの記事、Twitterからも。毎週更新。

もうすこし詳しく
2011年10月20日のピックアップされた記事をみてみましょう。

New Yorkerに掲載された、写真家Kyoko Hamadaさんによる記事「福島への手紙」や、この写真サイトトレッキングでも紹介したAmerican Suburb*1もリンクされていますね。

ブログのタイトルのとおり、多くはジャーナリズムの視点からの記事。

Richard Misrach(リチャード・ミズラック)*2がオークランドの山火事被害をドキュメントした写真や、Elliott Erwitt(エリオット・アーウィット)*3のスナップ写真スライドショーも。

写真のことだけでなく、いま世界で何が起きているのかを知るためにも、とてもいいサイトだと思います。

*1 American Suburb: 膨大な写真関係の記事、インタビューなどを雑誌やネットから集めてアーカイブするサイト。詳しくはこちらを参照。
*2 Richard Misrach(リチャード・ミズラック): 1949年カリフォルニア生まれの写真家。自然災害の爪あとを大型カメラで撮影する手法を用いる。代表作に「Desert Cantos」、ハリケーンカトリーナの被害を記録した「Destroy  This Memory」など。
*3 Elliott Erwitt(エリオット・アーウィット): マグナムに所属するスナップ写真マスター。

 

 Posted by at 10:56 AM
10月 252011
 

アルバムカバーになった写真作品を集めている記事をみつけましたので紹介します。

ソースはアメリカはオレゴン在住の写真家/ブロガー、Blake Andrews氏のブログ B 。こんな作品まで?という意外さも面白いです。これは一部ですので、すべて見たい方は元記事でどうぞ。

Couple d’amoureux, Rue Croulebarbe, Quarter Italie, 1931, Brassai

Brassai(ブラッサイ)の夜の写真。夜じゃない写真もたくさん撮ってますが、夜と言えばブラッサイ。映画のスチルのような作品ですね。

Pirates, Rickie Lee Jones

70年代後半はTom Waits(トム・ウェイツ)の恋仲でもあったアメリカのシンガーソングライター、Rickie Lee Jones(リッキー・リー・ジョーンズ)のセカンドアルバムに使われました。

Diving Board, Salton Sea, 1983, Richard Misrach

Richard Misrach(リチャード・ミズラック)の写真、数あるミズラックの写真からこれを選ぶとはしぶいですね。

1984-1989, Lloyd Cole and the Commotions

ロイド・コール&コモーションズ、80年代イギリス、グラスゴーのバンド。カリフォルニアの内陸湖の写真ですが、どことなくスコットランドの雰囲気を感じたのでしょうか。

from Storyville Portraits, 1912, E. J. Bellocq

20世紀のはじめにニューオーリンズでカメラマンをしていたE.J.ベロックは、空いた時間に娼婦たちのポートレートを撮っていました。その写真は、写真家の没後、Lee Friedlander(リー・フリードランダー)によって「発見」されます。


Dogeared, Vomit Launch

そしてこのマニアックな写真をカバーに採用したのは、1985年から92年まで活動した、すごいバンド名のアメリカのインディーロックバンド、Vomit Launch(辞書ひいてみてください)。


Madonna, 1987, Herb Ritts

ハーブ・リッツのマドンナのポートレート


The Whitey Album, Ciccone Youth

Sonic Youtu(ソニック・ユース)の変名バンド、チコーネ・ユースの1988年のアルバム。マドンナの本名(Madonna Louise Ciccone)を使ってバンド名にしただけあって、ソニック・ユース流マドンナカバー、「Into The Groove」とか「Burning Up」が聴きどころ(←YouTubeリンクあり)。


40 rue Cortambert à Paris; Boboutte – Louis – Robert – Zissou, 1903, Jacques – Henri Lartigue

お金持ち幸せ写真家ラルティーグの写真。仮面と写真は相性よし。


The Children (Eponymous)

あまり情報ないのですがマンチェスターのバンドのようです。バンド名がザ・チルドレンですからこの写真。

後編につづく。

 Posted by at 12:21 PM
10月 252011
 

こんにちは。between the booksエディターの井関ケンです。

以前、William Eggleston(ウィリアム・エグルストン)やRobert Frank(ロバート・フランク)のジャケット写真を紹介しましたが、今回はLee Friedlander(リー・フリードランダー)です。

フリードランダーは1934年生まれのアメリカ人写真家。1950年代後半から60年代にかけてR&B/Jazzに特化したレーベル、Atlantic Records(アトランティック・レコード)のアルバムカバーをたくさん撮影しています。

それでは早速見てみましょう。

Ray Charles(レイ・チャールズ)のWhat’d I Say。

John Coltrane(ジョン・コルトレーン)のMy Favorite Things。一曲目のタイトルトラック、いいんですよね。

おなじくJohn Coltrane(ジョン・コルトレーン)のGiant Steps。はい、大名盤です。

ベーシスト、Charlie Mingus(チャーリー・ミンガス)をアップで。

ピアニスト、John Lewis(ジョン・ルイス)をしっとりと。

フランクはクラシックロックやフォーク、エグルストンは70年代以降のオルタナティブロック、そしてフリードランダーはジャズのジャケットと、それぞれ特徴がでていますね。

 

 Posted by at 9:05 AM
10月 242011
 

川内倫子さんが2010年にイタリアのローマで行ったワークショップの様子。

まずはイメージを机の上にひろげます。広くて明るい作業空間がいいですね。

参加者がイメージをグループわけしてます。


川内さんが登場。作品を見ながらトーク。英語からイタリア語へ通訳ありです。

 Posted by at 5:53 PM
10月 242011
 

写真ってやりだしてから1、2年のころが、いちばんいいものが撮れるんですよ。それはほんとうに不思議なくらいに。絵画や楽器をやる人よりも、最初の伸び幅は格段に大きい。だから勘違いしがちでもある。そこで運よく作品を世に出せる人もいるけど、大半はそうじゃない。すると、そこからなかなか先に進まなくなってくる。あとは、ちょこちょこと根気強くやるしかないです。そのあたりの仕組みは分かったうえで続けていく。撮るのは一瞬で撮れるから、写真はスピード感のあるものと思うかもしれないけれど、実は意外に時間のかかる表現のかたちなんじゃないかな。
中野正貴

山内宏泰: 『写真のプロフェッショナル』(PIE BOOKS, 2011), P.143

 Posted by at 1:24 PM