「What you are is what you eat(食事はその人を表す)」という表現がありますね。

それでは、写真家が撮った食事を見てみましょう。

What you are is what you eat.

Here are some examples.

荒木経惟さんの食事。写真集『食事』より。

Nobuyoshi Araki, from The Banquet,

イギリス人写真家、Martin Parr(マーティン・パー)が撮る「食事」

How about UK?

イギリス人の食事。

Martin Parr, from the series British Food.

佐内正史さんが撮る「食事」。

Masafumi Sanai’s meal.

カレー。

Curry.

ラーメン。

Ramen.

カレー。

Curry.

ラーメン。

Ramen.

写真集『ラレー』より。

From the photobook Rarry.

 

Walker Evans(ウォーカー・エヴァンス)は1938年から1941年にかけて、NYの地下鉄で、カメラをジャケットの下に隠して乗客のポートレートを撮影しました。

Walker Evans took portrait pictures, without being noticed by the subjects, on the subway in NW between 1938 and 1941.

New York, 1938-41

日本では1963年から1972年にかけて、荒木経惟さんが東京の地下鉄の車内を撮影しました。

In 1963, Nobuyoshi Araki, started to do the same thing in Tokyo (He did not know Evans’s project at the time). He continued shooting people on the subway until 1971.

ポートレートの他にも、車内の様子や

Not only portrait, but he also caotured the whole,

こんなショットも。

and even this.

こんなアングルや

Angled shot,

満員電車でも。

Even in packed vehicle.

クローズアップ。

Close up.

9年間でいろいろな写真撮りためていた荒木さんですが、この地下鉄シリーズをはじめた後にウォーカー・エヴァンスの作品を知り、写真集へまとめることを見送りました。

He was experimenting using many types of cameras during the period. After he started this series, he came across Evans’s “Many are Called”, which stopped him to make a photo book at that time.

そしてようやく2005年に『Subway Love』として写真集にまとめられました。

This series, titled “Subway Love”, finally published in 2005.

“Subway Love” on Amazon.co.jp

 

前略
もう我慢できません。私が慢性ゲリバラ中耳炎だからではありません。たまたまファッション写真が氾濫しているのにすぎないのですが、こうでてくる顔、でてくる裸、でてくる私生活、でてくる風景が嘘っぱちじゃ、我慢できません。これはそこいらの嘘写真とはちがいます。この「センチメンタルな旅」は私の愛であり写真家決心なのです。自分の新婚旅行を撮影したから真実写真だぞ!といっているのではありません。写真家としての出発を愛にし、たまたま私小説からはじまったにすぎないのです。もっとも私の場合ずーっと私小説にになると思います。私小説こそもっとも写真に近いと思っているからです。新婚旅行のコースをそのまま並べただけですが、ともかくページをめくってみて下さい。古くさい灰白色のトーンはオフセット印刷で出しました。よりセンチメンタルな旅になりました。成功です。あなたも気に入ってくれたはずです。私は日常の単々とすぎさってゆく順序に何かを感じています。
敬具
荒木経惟

これは荒木さんの実質的な処女写真集である1971年の『センチメンタルな旅』のまえがきに書かれた文章で、もともと荒木さんは言葉を入れる予定はなかったそうですが、紀伊国屋書店の名物社長、田辺茂一氏にすすめられて、追加することになったようです。

「私小説こそもっとも写真に近いと思っているからです。」

荒木さんの写真が本物の「私的」かどうかは別にしても、このマニフェストをまったくぶれることなくその後40年以上つらぬいていますね。

荒木さんはこの文章をわざわざ左手で書いたとのこと。

 

荒木経惟さんがアイスランドの歌姫 bjork(ビョーク)を撮影した写真。

1996年発表のリミックスアルバム『Telegram』のジャケットより。

外国人なのにどこか「和」を感じさせます。

 

http://www.never2funky.com/urbanalex/2011/06/lady-gaga-topless-nobuyoshi-araki-photoshoot/ より。

こちらは?

bjorkではありません。

今をときめく、Lady GaGaです。荒木さんがポラロイドで撮りおろした写真、こちらのサイトでたくさん見ることができます。

荒木さんbjorkのことは知らなかったようですが、相手が誰であっても荒木ワールドに引き込んでしまうので関係ないのでしょうね。

 

 

東京の子供を撮った2冊の写真集を見くらべてみましょう。

There are two important photobooks of Tokyo Children by two portrait masters, Araki(b.1940) and Takashi Homma(b.1962).

まずは、荒木経惟さんの写真集『さっちん』より。昭和30年代の子供たち。

Here are the children taken by Araki in early 1960s.

Japan lost war and people were trying very hard for reconstruction. We were poor but energetic.

つづいて2001年、ホンマタカシさんの『東京の子供』です。
And these are the children in late 1990s photographed by Takashi Homma. From his book, “TOKYO Children”.
In 30years, we did accomplish rapid economic growth. Everybody became rich and kids are not the same anymore.

You can purchase these books here and here.

【東京の子供の本】
- 荒木経惟『さっちん』  1964年に第一回太陽賞を受賞した荒木さんのデビュー作品集。
- ホンマタカシ『東京の子供』 1990年代終わりの子供たち。同時代の漫画や雑誌、音楽と一緒に味わいたい一冊。

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